プロジェクト会社概要
CNOOCエネルギー物流株式会社

CNOOC唯一の大型専門物流サービス会社として、2021年、同社の完全子会社であるCNOOCエネルギー物流株式会社（以下、「物流会社」）は、海洋油田の生産と供給を主な責務と業務とし、「サプライチェーンサービス」と「サプライチェーン貿易」という2つの主要産業を基盤として、中核能力の構築を強化し、企業物流から物流企業へと転換することで、会社の高品質な発展を推進しました。
技術革新を堅持し、「加速」を掲げて事業を推進します。「2つのプラットフォーム、3つのコアシステム」を軸に、サプライチェーンのインテリジェント化を継続的に推進し、インテリジェント基地とインテリジェント倉庫において画期的な成果を上げています。インテリジェント基地に関しては、「1年で成果を出し、2年で完成させる」という目標に基づき、恵州基地をパイロット拠点としてインテリジェント基地を構築しました。デジタル生産スケジューリングとインテリジェント生産オペレーションを通じて、運用効率が30％向上し、パークのデジタル管理レベルが向上し、管理コストが削減されました。同時に、自動データ収集、視覚表示、インテリジェント意思決定支援、基地生産ネットワーク、CNOOCオフィスネットワーク、モバイルパブリックネットワークの安全で制御可能な相互接続を実現しました。インテリジェント倉庫の面では、物流会社の自営倉庫が完全なデジタルカバレッジを実現し、3つの新しいインテリジェント倉庫が追加され、海南馬村第3インテリジェントベンチマーク倉庫の建設が着実に前進しています。稼働を開始したインテリジェント倉庫では、倉庫資源の利用効率が60％以上向上し、運用効率が50％以上向上し、人員が50％節約されました。自社開発のWMS（倉庫管理システム）とWCS（倉庫制御システム）の製品機能を改善・最適化し、模倣・普及が可能なデジタル化・インテリジェント化が進む倉庫・物流運営モデルを段階的に構築します。
市場志向を堅持し、「強力なエンジン」を構築します。優れた企業管理モデルをベンチマークとして業務モデルを革新し、国有企業における党建設の優位性を十分に発揮し、市場運営において新たな突破口を開きます。業務モデルの革新においては、物流会社は塘沽基地の油井セメントをパイロットとして、バルク材委託モデルを段階的に推進し、四海基地にも段階的に導入しました。11月末現在、四海基地のバルク材の帳簿価額は前年同期比56%減、在庫量は前年同期比60%減となり、資本利用効率と資源利用効率を効果的に向上させました。党建設の優位性発揮においては、党建設の指導性を十分に発揮させ、コスト削減と効率向上の指標を段階的に各支部に落とし込み、垂直管理と動態追跡を実施することで、「効果的な」党建設の実施を推進します。支部の奮闘と党員の指導の下、設備のスマート化、業務モデルの統合などの施策を組み合わせ、コスト削減の潜在力を引き出し、年間コスト削減目標を達成します。

グリーン発展を堅持し、「導きの星」を見つけます。「カーボンピークとカーボンニュートラル」を基盤に、グリーンと低炭素を産業発展のトップコンセプトとして、様々なビジネスチェーンに組み込み、グリーン物流産業の開拓を推進します。「風を追いかける」存在となり、洋上風力発電の発展に統合していきます。物流会社は、基地運営資源と大型輸送設備資源の優位性を活かし、中国電力投資公司と中国広核集団公司に風力発電設備（ブレード、ナセル、タワーなどの大型設備）の保管、風力タービン組立前ターミナルのリース、洋上風力発電建造船のディーゼル調達などのサービスを提供し、サプライチェーンの統合サービス能力を十分に発揮し、新エネルギー産業の発展に貢献しています。優れた「ビルダー」として、中国海洋石油総公司のグリーン基地を構築しています。物流会社の恵州基地ターミナルは、グリーンポート格付けの三つ星評価を取得し、グリーン基地建設は大きな成果を上げています。

2022年、物流会社はサプライチェーン構築を起点に、エネルギーで国に貢献するという使命を果たしていきます。

中国海洋石油（CNOOC）の「7ヵ年行動計画」に基づく埋蔵量と生産量の拡大を確実に達成し、対外事業を着実かつ秩序正しく拡大することで産業力の外向的向上を実現します。資産統合、デジタルエンパワーメント、ビジネスモデルの再構築に注力し、的を絞った突破口を開き、サプライチェーン企業として、中国の特色ある世界クラスのエネルギー企業の構築に向けて勇敢に前進します。

プロジェクト建設現場

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